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「万獣こわい」その2
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5年ぶりのねずみの三銃士達の公演「万獣こわい」をパルコ劇場で見た。
古田新太さんが「今回は胸クソ悪い芝居です」と云ったとおりかもしれない、が、とても良く仕上がった舞台だった。演劇という手法を存分に活かしたものだった。脚本・演出・役者の全てのバランスがかなり高いレベル。ねずみのお三方とゲストの3人の芝居も高レベル。観終わって若松孝二・監督の映画「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」を思い出した。人間の深層心理に潜む溝が、如何に怖いかをドキュメンタリータッチの映画だったが、それに共通するものを感じた。(浅間山荘事件は1972年に起きた学生運動の中で起きた凄惨なリンチ殺人事件だった。)
今回のこの芝居はかなりのテーマ性のある凄い芝居です。お楽しみに。どこかの演劇賞を受賞するかも・・。