四代目三遊亭圓歌
さんゆうてい えんか
1959(昭和34)年 鹿児島県生まれ。
1978(昭和53)年 三代目 三遊亭圓歌に入門。
1982(昭和57)年 二ツ目昇進、三遊亭きん歌となる。
1987(昭和62)年 真打昇進、初代 三遊亭歌之介となる。
1991(平成3)年 国立演芸場花形演芸大賞 金賞受賞。
2019(平成31)年3月 四代目 三遊亭圓歌を襲名する。
爆笑王として知られる落語界の重鎮、三遊亭圓歌を師匠にもち、次世代の爆笑王候補として期待が寄せられている三遊亭歌之介。入門9年にして、18人抜きの大抜擢で真打昇進を果たし話題となった。古典新作の両方を器用にこなし、故郷では鹿児島弁の落語を披露するなど芸達者な落語家の一人。新作落語には、自身の少年時代や母親のこと、さらには時事ネタや健康ネタまで豊富な題材が盛り込まれ、田舎出のローカル感覚を生かした絶妙な話芸が観客の爆笑を誘う。「転失気」「替り目」などは独特の味わいを出し、出世作となった「寿の春」や高校時代の友人との爆笑の思い出を語る「田畑くん」、血液型をネタにした人気作「B型人間」など自作も多い。1990年には鹿児島県から「さつま大使」の任命を受け、地元や九州で特に高い人気を誇る。精力的に展開する独演会や落語会の他にも、映画『ひっとべ』や『北辰斜にさすところ』に出演しており、幅広く活躍。目の前の客を笑わせることに全身全霊を傾ける、熱き噺家である。
2019(平成31)年3月 四代目 三遊亭圓歌を襲名。 |